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2010年4月

会員制リゾートクラブを補完するリゾート施設の考察

 私はリゾートライフを会員制リゾートクラブを中心に楽しんでいる。それは、購入している以上、そのクラブに愛着があるのはもちろんだが、①既に資本投下しているため、宿泊費が安くて済む(割安感)  ②施設もそのクラブに期待する一定の水準をクリアしているため、大きなハズレがなく安心して利用できる(安心感) ③予約システムに馴染んでいるため、変更・キャンセルを含めてストレスなく予約ができて計画が立てやすい(簡便性) ことがよく利用する理由である。

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 各クラブには良いところも沢山あるが、あえて一般論としての不満をいえば、①ハーヴェストは食事のお得感に欠け、この価格でここまでやってくれるのかと客が恐縮する程のサービスは決して期待できないこと ②エクシブは、ロケーションがイマイチで敷地を出てしまうとちょっと近場を散策してみようとする気にはならないこと ③泉郷は設備のメインテナンスが不十分で、同伴者にあまり手入れがされていない部分が見えないように気を使うこと ④グランは施設設計が旧式すぎて、リゾートにきているというより祖母の家に泊まっているみたい ということだ。

 それを解消するために、複数のクラブを組み合わせて利用しているが、もう少し拡張して考えてみるのも楽しい。会員制リゾートクラブの補完として即座に目に浮かぶのは、A)公共の宿と B)クラブオフ、ベネフィットステーション、ライフサポートクラブ等の保養所プロバイダー C)伊藤園、大江戸温泉物語、愉快リゾート等の単一料金制の旅館再生事業態の施設 である。

クラブオフ

http://www.relo.jp/news/pdf/2005_0622.pdf

ベネフィットステーション

https://bs.benefit-one.co.jp/BE-ONE/official/to_shareholders/stock_info/stock_benefit/index.html

ライフサポート倶楽部

http://www.resol.jp/guide/

 先週のTV東京の土曜スペシャルではCの旅館再生事業態の施設を紹介していたが、魅力的な価格ではあるものの、和室だと部屋に入ると既にふとんがひいてあるのにはびっくりした。コストを下げるためにそうしているのだろうが、部屋で寛げないのでないだろうか。②安心感の観点で難があるように感じている。

 Bの保養所プロバイダーについては色々な提携施設があって面白いので、株主優待制度を利用して無料会員になるためと利殖を兼ねて、保養所プロバイダー運営会社の株式を仕込んでおいた。興味がある方のために株主優待制度のWebアドレスを記載しておきます。

 私の場合、現時点ではハイリターンで回っていますが、いつ暴落するかもしれないので実際に株式を購入する場合は自己責任でお願い致します。ただ、予約はWebで行うものの、施設によって予約時期がバラバラ、予約の可否が即座にわからない場合もあるので、③簡便性の観点での評価は高くない。

 よって、最後に残った選択肢の公共の宿こそが、私が会員制リゾート以外によく利用する施設である。私の場合、公共の宿を利用する際、会社、健保、住所地を所轄する福利厚生制度(練馬区の場合、ねりまファミリーパック)のそれぞれから家族分を含めて補助金(年間の宿泊回数に制限あり、複数の制度からの重複支給はダメ)があるので、その点からのインセンティブも重要な要素である。

 こうした公共の宿での宿泊代は保養所プロバイダーやホテル旅館再生業態に比べ割高になっているため、逆説的だが、客層は良好になっているようだ。また、公共事業の見直しにより、従業員の雇用も安泰ではなくなってきているため、かつてのお役所的なサービスから一転して、顧客を囲い込もうとしてサービスのレベルを上げてきている施設も多いので、機会があったら一度宿泊してみることをお勧めしたい。

 次回から休暇村、いこいの村、かんぽの宿等の公共の宿を紹介することにしたい。

ザグランリゾートについて

 この週末、希少な土曜日開催の熱海の花火大会に行った。相当前からリゾーピア熱海を押さえていたのだが、まご茶漬けとお得感があったメニューがなくなったレストラン潮騒には興味を感じなくなっていた。そこで、関西の建設会社大倉が運営するザグランリゾートエレガンテ(旧ジャンボオーナーズ)熱海に宿泊することにした。

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 念の為、予約初日の2ヶ月前にテラスから花火が見える部屋を予約しておいた。Webに表示される空室表示では、その後、1か月前位までは依然空室ありのままで、ようやく3週間前になって満室となった。会員が関西に偏在しているため、関東のザグランリゾート施設では通常、直前予約でもはぼ部屋が確保できるようだが、今回は特定期間以外で満室になった稀有な例であった。

 この施設は熱海駅を見下ろす場所にあるため、リゾーピアでのような迫力ある花火は期待できないが、テラスの椅子に腰かけて家にいるように寛いで見物するには最高であった。一泊ニ食の会員料金が8,400円(税サ込、入湯税別)で、今回はお花見会席にしたので、追加料金を払ったが、それでも11,550円であった。料理の写真は撮らなかったが、伊勢海老の石焼やフォアグラ大根等に高級食材を使い、あしらいも美しく、とても美味で楽しむことができた。またデザートに添えられたキャラメル餅は絶品であった。

 風呂は露天風呂はないものの、湯量は十分で滑らかな温泉であった。満室であってもそれほど混み合うこともなく、洗い場の順番を待つようなこともなかった。チェックアウトの際、顔を観た途端、計算書を手渡してくれた。初めて訪れた施設なのに、名前を覚えてくれたようだ。今回は電車で行ったのだが、帰りにサービスで車で駅まで送迎してくれた。家族共々感激した今回の熱海への旅であった。

 ザグランリゾートへの宿泊は今回が初めてであるが、他の会員制リゾートと異なると感じた点がいくつかある。

①食事は和食で、原則として会席か鍋会席の2種類から選択する。
   (施設によってはアップグレードが可能な場合がある。また今回のように期間限定の特別メニューがある。)

②エレガンテ施設は素泊り可能だが、施設内で食事をとる人がほとんどのようである。

③ロビー、レストランを含め、浴衣のままででOKである。

④丁寧に清掃されているが、各部屋は簡素な佇まい。さすがにトイレ付だが、和室には浴室がない場合が多い。(熱海の花火の見える部屋は全部和室で浴室なし。)

⑤規模が20~30部屋程度と小規模である。一方、食堂は相対的に広く、土曜日でも夕食会場は1回転で済ませている。

⑥閑散期には積極的に休館していて、関東の施設は年間、100日以上休業する。

⑦年齢層ご高く、リピーターが多い。

 ザグランリゾートの会報誌を読むと、その中の会員紹介のページで、どの会員もザグランリゾートは食事がおいしく、落ち着つけるといっている。浴衣に着替えて、温泉に入って、普通(豪華でない)のお部屋にいると落ち着くのは確かだ。次に、なぜこうしたリーズナブルな価格で宿泊を提供できるのかを考えてみた。

 規模を大きくしないことと食事に力を注ぐことに最大の鍵がありそうだ。施設の規模を繁忙期でも対応できる厨房、食堂の設備能力とホテルスタッフのこなせる範囲に留めている。合わせて夕食を1回転として、メニューを絞ることでスタッフの負担や長時間労働を回避している。また、食事に力を注ぐことによって、施設内食事率を高めて、少ない宿泊人員でも一定の食事数を確保しているように思える。また、休館日を確保することによって、平日利用者の分散利用に一定の歯止めをかけるノウハウがあるようだ。

 それでも、平日には1組の宿泊客しかいない場合もあるようなので、どうして採算をとっているのかが気になるところである。数年前に東京にリゾート営業部を設けたのもその対策の一つであるようだ。

 エクシブやハーヴェストとはコンセプトが異なる施設だが、私としては今後、うまく使い分けができそうに感じている。ただ、ここは保養所、もっといえば料理が美味しい親戚の家に投宿している気分なので、リゾートに豪華な施設と極上のサービスを求める方には決して合わないクラブであろう。

 最後に半年以上のブランクがありましたが、当ブログを再開したいと思いますので、時々ご訪問くださいますようにお願い申し上げます。

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